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カートでエスプレッソ販売

ちょっと前にツイッターで思いついたネタ。
「エスプレッソのカート販売@都会のオフィスビル街」
を、まじめに考えてみよう。
イメージは、飛行機の機内サービスのカートみたいな感じ。アレのエスプレッソ版を想像してください。
使用するカートはこんな感じ。
0945-0401.jpg
もう少しカジュアルなこんなタイプとかある。こういうのだとビルとビルをハシゴしたりするときに移動がラクかもしれない。(パラソルはいらないけど)
tiny weeny cart 1.JPG
保健所的な喫茶の移動販売の要件として、手洗いのボウルがあること、水を規定の数量積んでいること、排水を受けるタンクがあること、がある。
このカートではもちろんそういうニーズには全くおこたえできないので、エレベーターに入るような高さで上に水タンクを乗せられるような二階建て構造にしなきゃならないか。
さて、道具は揃った(揃ったことにする。保健所の許可は、向こう様の言うように作ればいただけます)。これでどういう商売をするかというと、飛行機の機内サービス的なものである。
都会のオフィスビルにはたくさんの会社がある。その各フロア、各会社に機内サービスよろしくカートを押しながらコーヒーを販売しようというものだ。
大きいビルならチェーンのコーヒー店の一軒くらいあるだろうけど、買いに行くのにエレベーターに乗らなきゃならんというのはけっこうなコストだ。コーヒーを飲みたいけど20フロアも下のコーヒーショップに買いに行かなきゃならんというのは、忙しいビジネスマン、OLさんには大変なことだろう。そんなタイミングで移動販売カートがオフィスに来てくれれば、ついつい買ってしまう、という目論みだ。もちろん、ちょっとした甘いものも積んでたりして、コーヒーブレイクが歩いてやってきてくれるという素晴らしいカートである。
けっこう大き目のオフィスビルなら、1フロア30分かかるとしても一つのビルを一日かけて回るので精一杯だろう。なにしろエスプレッソベースのドリンクを提供するのにはどうやっても一杯3分かかる(お金のやりとりも含め)。つーことは、一人でオペレーションする場合、一時間に20杯が限界だということだ。1フロアで声かけして10杯も売れたら次のフロア、と進んでいって、まる一日同じビル内で仕事ができる。
もちろん、来たときに欲しい人もいるだろうけど、後で飲みたいから来てとか言われることもあるだろう。時間の予約販売もできるということになる。3時にアレとソレとコレを2杯ずつねー、とかいうことだ。うまく予定を調整すれば一日中繁盛することになるかも知れん。
本格的なエスプレッソバーが歩いて来てくれるわけで、かなりニーズはあるものと思われる。
と言ってもいいことづくめではない。以下、問題点。
まず電源の問題。各フロアにはアウトレットがあるとしても、移動中は自家給電しなければならない。しかし発電機を積むわけにも行かず・・・というわけで、移動中はコンセントを抜き差ししながらの移動で、ボイラーあっためつつの営業かな。無停電装置(UPS)を設置すれば常時給電可能だけど、意外と高い。
参考 http://www.apc.com/resource/include/techspec_index.cfm
オフィスに入るのに許可っているよねー。受付のところで「こんちわー」って言って買いに来てもらうんじゃ、自販機に行くのやビル内のスターバックスに行くのと大差ない。これはやっぱりビル清掃のワゴンよろしく席と席の間をねり歩かなければいかんでしょう。というわけで、ビル内の各フロア(各社)に許可をもらうのが大変かな。
もう一つはセキュリティの問題。ワンマンのワゴン販売となると、おちおちトイレにも行けない。レジが盗まれてもお金が無くなるだけなんだけど、不特定多数の人が出入りするオフィスビル、異物混入なんてことが考えられなくもない。これはビルの管理会社と相談してバックヤードに退避できるようにしてもらうとかかな。
と書いてきて、これはビル清掃会社(ビルメンテ屋さん)が新たなサービスとして始めるのが一番手っ取り早いんじゃないかと思えてきた。
ビルメンテ会社の皆さん、他社との差別化や収益力アップなどに、このアイデア買いませんか!?


Published in 開店の下ごしらえ

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