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ローストについて

前回の記事の、本を借していただいたときの話だが、開業するならローストも勉強したほうが良いというアドバイスをいただいた。
ローストだって!?
実を言うと、ローストというのは全くもって頭に無くて、なんか漠然と「豆はローストされたのを買うもんだ」と思い込んでいた。
その店ではおいしいエスプレッソが飲めるし、豆を買って家で淹れたらやっぱりおいしかったんで、開業するときはここから豆を分けてもらおうと思い「業販してますよね~?」と質問したのだが、そこからハナシがおかしな方向へ進み・・・豆とローストについて勉強しなければならないという結論に達したのだ。
ローストだって!?生の豆を買ってきて焙煎するのか!?
エスプレッソを淹れるテクニックについては、まだまだ勉強が始まったばかりだけど、大きくはこういう分類になると思う。
①豆の保管
②グラインド
③ドーシング
④タンピング
⑤抽出(あまりにたくさんの項目が含まれるが、抽出は抽出でまとめる)
⑥(場合によっては)ミルクのスチーミング
どれもこれも大問題だ。ひとつとして、簡単に全てを学べて身につくものなどなさそうだ。
そしてそのどれもが、そのほかの項目と密接に結びついて、正解を導き出すことができるのかどうかわからないほど、複雑な問題なのは間違いない。
そこへもってきてローストだって!?
いちいち豆の素性を確かめ、それがどのように扱われて手元にやってきたのかを推理し、その中のダメな豆を取り除いた上で、どのように焙煎すれば最も良いカップになるか決めるのだ。・・・おっと、もしかしたら複数の豆をブレンドしなきゃならないかも知れない!
幸い、私は勉強中の身であり、今すぐに生の豆を購入してローストし、最善の抽出テクニックを用いてカップをお客様に提供しなければならない立場にはいない。
まだ十分に勉強するための時間がある。
そこでこれから、数回にわたって豆とローストについて考えてみようと思う。


Published in エスプレッソ技術

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