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絶対に長く続くつもりのカフェ開業 シリーズ シリーズの説明編

新シリーズはじめます。題して「絶対に失敗しないつもりのカフェ開業」です。

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なんでこんなタイトルなのかをまずは説明しますね。

大前提として、カフェというジャンルは廃業率が高いです。一説にはバー・居酒屋に次ぎ、業態としては二番目に高いと言われています(カフェより廃業率の高いバー・居酒屋ってのもすごいなと思いますが)。廃業の理由はひとつではないでしょうが、おおむね「これ以上続けるのが難しい」という経営者の判断に収束すると思います。もちろんそれ以外の理由もあるんだと思いますが、多くはこれです。

僕も少しばかりコーヒー業界に身を寄せているので、カフェの開業と廃業をたくさん見てきました。もちろん自分自身もいつ廃業するかもしれないという危機感が常にあります(実際には僕の事業は主力はカフェではないのですが、カフェも事業の一部です)。ためしに手元のカフェ業界の雑誌をめくると、掲載されているカフェのいくつかはもう廃業してしまっています。有名店だったのに。人気店だったのに。と、それほどに、カフェとはちょっとしたことで廃業に追い込まれがちです。

さて、それを踏まえてですが、カフェ開業をしようという方に向けて、長く続けられるカフェを開業してほしい(つまりいったん始めたら長いあいだ廃業しないでほしい)という気持ちでシリーズとして記事を書いていこうと思います。でも、絶対続けたいと思っていても何らかの理由により廃業せざるを得ないこともあるかもしれません。ので、絶対に長くつづくつもりのカフェ開業です。つもりです、ちょっとだけ保険をかけておきます。

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つきましては以下のような事項が目的・モチベの中で大きな部分を占めている人はこのシリーズを読んでもあんまり役に立たないので、ミスマッチを避けるためにもブラウザをそっと閉じることを推奨します。

「儲けたい、お金持ちになりたい」カフェではなかなか難しいです。むしろ貧乏に耐えられないのであればおすすめできません。

「有名になりたい、社会に認められたい」カフェではなかなか難しいです。むしろ社会の裏方、歯車の立場を容認できないならおすすめできません。

「人生を一発逆転したい、成り上がりたい」カフェではなかなか難しいです。むしろ状況が悪くなる可能性を受け入れられないならばおすすめできません。

「かっこいい、スタイリッシュな仕事をしたい」カフェではなかなか難しいです。むしろ見えないところでは地味に汚れ仕事をできなければおすすめできません。

「やりたいことを仕事にしたい」カフェではなかなか難しいです。一部はそうかもしれませんが仕事の大部分はやりたくないことでできていることを理解できなければおすすめできません。

「コーヒーが好きだから」消費者のほうが幸せです。

「カフェが好きだから」消費者のほうが幸せです。

「モテたい」それは個人の資質によるでしょう。

「世界を変えたい」気持ちはわからなくもないですがカフェでやることでしょうか。

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というわけで、つまるところ、このような方には大変おすすめのシリーズとなっていますので、当てはまると思う方はどうぞ次からの記事をお楽しみにお待ちくださいませ。

「少々辛かろうが貧しかろうが、一生ものの仕事を誠実にコツコツと続けていくことが目標だ。誰かに褒められることがなくとも感謝されることがなくとも、社会がうまく回って人々の生活が豊かになることに役立てばそれが大きな意義であると感じる」

これ、実は普通の会社員や公務員と同じなんですよ。カフェの経営って、やってることは会社員や公務員とずいぶん違うんですけど、考え方は同じです。

よし、私もそう思うよ!という方向けに次の記事を張り切って書きますね。なるべく更新頻度が開かないようにがんばるよ。


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