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スチームの安定(あけましておめでとうございます)

本ブログをご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年最初のネタは年末年始の休みにちょっと気がついたこと。スチームについての話だ。
ミルクのスチームが、最初の1杯がうまくいかないという悩みがあって、以前twitterで水蒸気の量では?というアドバイスをもらったっきり改善していなかった(怠けていた)のだけど、今回の休み中にちょっと改善できないか試してみた。
問題はこうだ。
・1杯目より2杯目のほうが良いスチームができる
・特に立ち上げ時の1杯目はひどい
そこでこんな仮説を立ててみた。
・ボイラからスチームチップまでの温度差に問題があるのではないか
さて、検証である。
マシン立ち上げ時にまずスチームワンドから出てくる蒸気の状態を確かめると、やはり水っぽい。ワンドやチップが冷めているから、冷やされてしまい、結露してしまうのだろう。
少し出しっぱなしにすると、水が出なくなる。これはワンドやチップの内側の表面が蒸気と同じ温度になって結露しなくなったと思われる。
そしてスチームを止めてワンドを触ると、まだ触れる温度である。てことは少し待ってスチームすると・・・ほら水が出た!やっぱりワンドがきちんと温まらないと水っぽくなるようだ。
そこでスチーム一回分、出しっぱなしにしてみた。スチームワンドはアツアツである。1分ほど待ってスチームすると、今度はちょろっと水っぽいのが最初に出るだけですぐに乾いた蒸気が出てくるようになった。
更に、マシンを1時間ほど電源投入のまま放置しておいてからスチームしてみると、やっぱり最初は水が出る。ワンドはすっかり冷めているので予想通りの結果だった。すぐ止めて、1分ほどおいてからワンドを触るとまだ触れる温度だった。スチームするとやっぱり水っぽいのが出る。
結論としては、スチームワンドが冷めているときにスチームすると、結露して水っぽい水蒸気が出てくる上、スチームの勢いが弱くなる(水蒸気の体積が結露分減るわけだから)。
改善方法としては、最初の1回は水でもスチームしてワンドをアツアツにしてからスチームすれば、いつも同じスチームを再現できる、ということで間違いないと思う。
うちにオスカー君が来て約半年、こんな大した事無いことに気がつくまで半年もかかるのか~。
・・・単に僕がバカなだけだろうという突っこみが聞こえてくるようですw
ちょっと考えればわかるだろうってw
ま、今年も引き続きエスプレッソ濃い目でブログやっていきます。ヴァカだなコイツ~と生暖かい目でお付き合いくださいませ!


Published in エスプレッソ技術

2 Comments

  1. chigiri chigiri

    あけましておめでとうございます。
    今年カプッチオさんのお店に顔出せればいいなと思ってます。
    家庭用マシンは温度変化が激しく、抽出中にもかなり温度が下がっていくみたいです。
    そのために家庭用ならではのいろんな小技が生まれてるので、いろいろ試してますw
    その小技でワンドを温めるためではないですが一度スチームを長時間出すので、知らぬ間にワンドをいい状態に出来てたかもしれませんw
    まぁスチーミングの腕はなかなか上達しないのですが……(´・ω・)

  2. ホゼ(カプッチオあらため) ホゼ(カプッチオあらため)

    あけましておめでとうございます。
    名前を変えました。移動カフェが始まりそうなので、そっちと整合性を取るためにホゼを名乗ります。
    >今年カプッチオさんのお店に顔出せればいいなと思ってます。
    いやあんまりムリしないで(汗 来てくださればたいへん有難いですが、コーヒー飲みに1000キロ以上移動するなんて・・・
    スチームに限らずですが、エスプレッソマシンの各部の温度をどうやったら一定にできるのか?グループやポルタフィルタ、ボイラ・・・湯の通り道のコンディションを一定にするには?というのが最近の悩みです。
    お金もらってお客さんに出すエスプレッソ(カプチーノ)が毎回おんなじではないってのは、問題ありますよね~
    余談ですが、最近、ケニア(イタリアンローストくらいの深煎り)でカプチーノにハマってます。ミルクとケニアの甘みが口に残ってうんまい!

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