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焙煎も自由だ!

前回の記事から時間があいてしまってすいません。
んで、時間があいた割には同じようなネタです。
焙煎の一般的な話と、サンシャインステイトエスプレッソの焙煎の話を前回したわけなんだけど、その中でSSEの焙煎はちょっと一般的な定義と違うんです、という内容の話をさせてもらった。
焙煎って焙煎人の数だけ理論があるとかそういう感じのことなんだけど、おおむね【浅い~深い】の中でどう分けていくかという区分けをしていることが多いんだと思う。
【浅煎り、中煎り、深煎り】とか【ハイロースト、シティロースト、イタリアンロースト】みたいな区切りをすることが多いのではないだろうか。
そんな区切りがメインストリームな中、当店の区分はどうなっているかというと。

Mercury Roast
フレッシュ感を特に取り出した焙煎、キレのある口当たりをお楽しみいただきます。
Venus Roast
明るいキャラクターで華やかな雰囲気を持っています。特にコーヒーの持つ果実感を重視しています。
Earth Roast
バランスが取れた焙煎、飽きのこない毎日飲める風味特性を目指しています。
Mars Roast
ミルクとの相性がよく、アレンジドリンクにも向きます。マイルドで落ち着いた風味はアイスコーヒーにも適しています。

となっている。浅いとか深いとかじゃない区分である。
勢いのある若手ロースターでホノローステリアというところがある。
>>ホノローステリアのウェブサイトを見てみる
こちらのロースターのコーヒーは、こんな区分になっている。

わたしたちのオリジナルスタイルであるイーブンダークローストは、炎の味であるローストフレーバーと、素材であるコーヒー生豆がもっている大地の味に、50:50のバランスを持たせたダークロースト。
香ばしく、円やかでありながら豊満で、力づよいうつろいと、ながい余韻を味わうことができます。
炎のちからを封じ込めたイーブンロースト。ローストしたばかりの表面はマットですが、ゆっくりとオイルが染み出して、1週間かけてしっとりとした艶のあるコーヒー豆に。
イーブンダークローストはリアクションがとても強いので、マシンエスプレッソとして適切に抽出するために、14日のエイジングをおすすめします。
ダニッシュローストは、デンマーク・コーペンハーゲンを訪れたときに学んだ、「生豆の個性そのものを、カップに表すこと。」を、ホノのやりかたで追求したローストです。
ダニッシュローストはライトローストに属する手法のひとつですが、過度のミネラル感やタンニンがカップに迷い込まないように、注意深くローストが施されています。

独創的であり、面白い区分である。
世界最大のコーヒーチェーンのひとつ、スターバックス。こちらも焙煎の区分がほかと違うようだ。

スターバックスは、コーヒーをローストのレベルで3つに分類しました。豆ごとに少しずつ異なるローストの時間や温度を40年もの蓄積された経験と技術をもったマスターロースターが探求しています。香り、酸味、コク、風味。まずは、あなたのお好みのローストから、お気に入りの1杯を見つけてみませんか。

として、「ブロンド」「ミディアム」「ダーク」の三つに区分している。
皆さんご存知の通り、ブロンドは最近追加された区分である。
もちろん従来の区分(浅い~深い、シティやイタリアンなど)というのは焙煎の進み具合に対して一定のポイントを定めて区分していくわけで、合理的だしわかりやすい。それらを否定するつもりはまったく無い。
しかし、そういう旧来の言い方ではなく、独自の区分を用意しているところが増えているように思う。
こういうロースターがもっと増えると楽しいなあと思う。
コーヒーは自由だ!(もちろん焙煎も自由だ!)


Published in 焙煎

2 Comments

  1. 珈子 珈子

    焙煎は焙煎機が設置されているところ、焙煎人の希望やプロはその地域のお客様の好み等々たくさんの条件で決まっていくのですね。
    仰るようにコーヒーの世界は自由です~!
    (私はアマなので自由という言葉をかって良く使ってしまうのですが・・・)
    焙煎はお天気、気温、豆の状態、毎日違うので一定にできないです。・・というか、焙煎してカッピングまできちんとやらないと、「前回と同じで希望通り」なんて分からなくまた時間もないため最後まできちんと出来ていません。
    そこらへんが今後の課題だなあと思います。
    時間を全てコーヒーに掛けられるようになったら、もっともっと自分の焙煎を明確に出来るのですが・・・。お店の分け方がとても分かりやすいし、あ~そうだなぁと思いますので勉強いたしました。

  2. ホゼ ホゼ

    珈子さんいつもご訪問ありがとうございます。
    結果としてのカップクオリティを一定にするというのは意外と難しくて、そこにこだわると大変ですよね。しかし、毎回豆の匂いや見た目をちゃんと見て、美味しそうになったら釜から出すということでやるほうがいいように思います。
    それで結果としてのカップクオリティがそろってくれば良いのではないでしょうか。という感じで僕は焙煎してますがw
    もっと時間をというのは同感ですねえ。僕もコーヒーに全部の時間をかけているようで、やっぱり時間が足りないです。
    それでもその中でやりくりするしかないですもんね、がんばりましょう~!

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