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グラインダのバー交換

バリスタチャンピオンシップの予選が迫ってきたわけだが、僕がサポートするバリスタも最終調整に余念が無い。
というか追い込みだ。
さて、バリスタが調整すべきものはテクニックやプレゼン、豆だけではない。機材も調整する必要がある。
バリスタチャンピオンシップでは、シモネリ社のアウレリアが使用される。競技専用モデルである。協賛のトーエイ工業さんがバッチリに調整し、同一の条件且つ、最高の条件で競技を行うことができる。そして持ち込みができないのだからこれはセッティングなどできない。
しかしグラインダはバリスタの持込となる。競技会でよく見かけるのは、マッツァ社のROBUR(あるいはKONY)、コンパック社のK10、マルケニッヒ社のK30だ(見かける率も書いた順番と同じかな。マルケニッヒはマルコニックとも)。これらに混じって、アンフィム社のグラインダを使用するバリスタも見かける。モデルはCAIMANO。僕がサポートするバリスタもCAIMANOユーザである。
JBCが近づいてきて、グラインダのバーを交換したいということで、おなじみespresso partsからバーセットを通販した。日本でいくらで売ってるのかは知らないけど、330ドルで売ってた。高いのか安いのかわからん。
そしてこれをバー交換して調整しようというわけだ。

購入したバーセットはこちら

で、バーを交換したわけだが、新旧でどれほど違うのか、目視及び触感で確かめてみた。
バー1.jpg
顕著に違うのは、写真に丸を付けたところ。角が丸まって光っているのがわかるだろうか。
ここが見やすいので丸を付けたが、豆が最初にヒットする角はすべて同じように丸くなっていた。
新品を見るとシャープに尖っており、面取りしていないので、豆がヒットすることで丸くなったと思っていいだろう。
尖っている故に、面圧が高くなり削れてしまったものと考えられる。
バー2.bmp
しかし、ほかの部分、特に外周に近い部分の歯(実際に豆をエスプレッソに適した極細に挽く部分である)については、目立った劣化は見当たらなかった。外周上に上下のバーが接触したと思われる擦り傷があったが、これはグラインドに影響があるものとは思えないので、結局のところ、バーを新しくしたことでどの程度抽出に影響が出るかはわからない、というのが正直な感想だ。最初に豆が当たる角が丸まったからと言って、どれほどの影響があるだろうか。
しかし、副産物的なハナシだが、バーを新しくしたことで、味に影響があると思われる点をひとつ、大きく改善することができた。
上下とも、バーが付いている台座とバーの間に0.5ミリ程度の隙間があるのだが、ここに粉が溜まっていた。これはバーを外さないと掃除できない、というかバーを台座から外さないと隙間があることすらわからないのだ。そして、掃除するときに、バーを台座から外すことは(構造的にも、心情的にも)無さそうだ。
バーを交換しようと思わなければここに気が付くことは無かったろうなと思うと、バーの劣化の具合が微妙だったのは置いといて、交換自体はやって良かったと思う。
マシンやグラインダは、通常のメンテをきちんとやった上で、時々は徹底的に分解掃除が必要なんだなと思った次第である。
ちなみに、僕のサポートするバリスタは29日に予選を迎える。それまで、できることがあればなんでも手伝おうと思うし、当日もできるだけ力になれればと思う。僕もあと2週間、必死でがんばらなきゃ!


Published in カフェ用品

One Comment

  1. 坂口 坂口

    はじめまして
    いつも楽しく拝見しております
    お聞きしたいのですが、大会にでる方はドーサレスモデルの持ち込みはOKなのでしょうか?

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