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美容室とカフェ

ちょっとヒマができたので髪を切りに行ってきた。
いつもの美容室のいつもお願いしている美容師さん(Y君)に髪を切ってもらいながらいろいろと話をしていたのだけど、Y君が自分の店を持つ計画をちょろっと話してくれて、それが意外と面白かったのでそのお話を。
僕「Y君も先々は自分の店を持ちたいんだよね?」
Y君「そうですね。近い将来とは言えないかもしれませんが、そのうちそうなると思いますね」
僕「でも美容室って多すぎない?こんな地方都市の駅前に降り口ごとに10軒ずつくらいあるよね。新規参入も大変そうだし、既存店もよく潰れないねぇ」
Y君「確かに多いけど、髪は絶対に誰かに切ってもらわなきゃならないんですよ。不景気になると外食を控えるとか、遊びに行かなくなるとかあるでしょ、でも不景気だから髪切らないって人はいないですから」
僕「そりゃそうだね。美容室がこれほどたくさんあるという理由はそういうことなんだね。でももう飽和状態なわけだよね?」
Y君「そうですね。やっぱり新規参入があるぶん、潰れるところもありますよね。たとえばこんな店がヤバいようです」
・特殊な技術やファッションに特化して一般客が来ない(例:エクステ専門店とか)
・髪しかやらない(ネイルやフェイシャルエステや着付けが出来ない)
・中途半端な規模(大手チェーンみたいな資金は無いし個人店みたいに経費が低くないし)
僕「そうなのか。その逆な店が潰れにくいってことだね」
Y君「美容師一人当たりの顧客数が100人いれば、店はやっていけるって言います。つまり、間口の狭い店はどうしても来るお客さんの絶対数が少ないってことと、スタッフが少なくて済む店なら抱えるお客さんの数が少なくてもいいってことですね。
例えば、個人店で一人でネイルからエステからなんでもこなせて受付兼雑用的な補助スタッフが一人いるという店ならば、かなり経費が抑えられるのでやっていくのは容易でしょう」
僕「ふーん。Y君も店を出すならそういう店に?」
Y君「いや、まだかっちりとは決まっていないんですが、やっぱり趣味性が高い店でスタッフもそこそこの人数になると思います」
僕「間口が狭くなるし経費が高い?」
Y君「うんまあそういうことになるかな・・・それと自分がちゃんと休める店というのが理想なんで自分だけでやるってことは無いですね。誰かが休んでも同じクオリティの仕事がほかのスタッフで可能だという。自分がちゃんと休めるというかスタッフがちゃんと休めるってことです。もちろん同じ思想というか意識を持てるスタッフだけでやりたいですから、店を出すことよりそのためのスタッフ集めのほうが大変そうです」
僕「ふーん。なんかさっきの潰れそうな店という基準からするとあんまり儲かりそうにないけど」
Y君「そうなんですよね。でもやっぱり楽しくないとやだというのがあるし、自分のやりたいことをやりたいというのがあるし。儲かる店にしたいわけでもないし。
一生懸命まじめにやってればお客さんとお金はついてくるだろうと笑」
僕「そこに行き着くわけね笑」
Y君は歳の割りにしっかりと色々なことを考えている青年である。そんな彼が自分の店を数年後に持つということを考えて考えて考え抜いた結果、たどり着いた答えは、
やりたいことをやる。一生懸命まじめにやればお客さんとお金はついてくるはず。
ということのようだ。
激 し く 同 意 で す !


Published in 雑記

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