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ミルクのスチーミングのコツ(備忘録)

最近、ミルクをスチーミングするときに空気を最低限しか入れないようにしているのだが、なかなかうまくいかなかった。
空気を入れればフワっとしたミルクになるのだが、どうしても舌触りが悪くなる。かと言って空気を入れないとそもそも絵が描けるミルクにならないのでそのへんの調整が難しいところなのだが、描けないと困るのでどうしても空気を(保険のために)入れがちになってしまう。
そのクセがつくとどうにもベストの空気の量(つまりそれは今までよりももっと「入れない」量ってことだ)にするのに四苦八苦してしまう。これよりも入れないと描けないんじゃないかという強迫観念に囚われてしまうのだ。
さて、空気を入れる順序を工夫して、描けないという最悪の事態を回避しつつ、できるだけ空気を入れないでスチームを終了するメソッドを紹介しよう。
もちろん、役に立つのは僕だけだ。だからこのポストのタイトルには(備忘録)と書いてある。
ピッチャーにワンドを挿し、ノズルが水面下になっている状態でバルブを開ける。
そのとき、ピッチャーの角度はほぼ垂直、ワンドは15度ほど傾いている。
シューっと蒸気が出てきたら速やかにピッチャーを下げ「チチ・・チ・・」と音がするところで止める。ここで「ゴボ」と音がしたらあとで泡を消すのがタイヘンになる。「チチチチチ」と音が続くのも空気が入り過ぎる原因だ。あくまで「チ」の音が最低限聞こえる程度に抑える。
さてすぐにミルクのカサが増えてくるのが目に見えてくる。ちょっと増えたところでもう空気は入っている。カサがグンと増えたりしたらもう入れすぎ間違いなしだ。
あとはのんびりとピッチャーを持ち上げて、水深3分の1くらいのところでピッチャーの壁にスチームが当たるような角度に調整する。
グルングルンと勢いよくミルクが回ればあとは温度を手で感じながらバルブを閉めるタイミングを待つ。手がちょっとアチチと思ったところで終了すると、だいたい60度から65度だ。ステンのピッチャーは熱伝導率が良いので、ちゃんと中のミルクが熱くなったときには手もアチチになる。
よし、スチームがうまくいったら後は好きなアートをカップに描くだけだ。
DSC00127.jpg
ラテアートがうまく描けるようなラテは、飲んでもオイシイのだ。


Published in エスプレッソ技術

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