ぶれない、という言葉をメディアでよく聞く。
（なぜか普通に友達や知人と話しているときにはそんなに頻繁に聞かない単語なのだが・・・）
政治家がなんだかブレているのブレていないのとか、会社の経営がブレているのブレていないのとか、果ては誰かの言動が、商品のキャラが、異性の好みが、作風が、デジカメがとなんでもブレなきゃいいのかという話だ。
※デジカメだけはブレないほうがいいです＞＜
皆さんご存知の通り、僕は天邪鬼なところがある。10人中9人が「右だ」と言うときに一人だけ「左という可能性も・・・」と言い出すのは僕である。iPhoneが欲しくて欲しくてたまらないのにいまだに普通ケータイを持っているのは、スマホ＝iPhoneという図式が出来上がってしまったので、ここは意地でもAndroidが欲しいという、なんだかさもしい理由である。しかしだからと言って出来の悪いAndroidではイヤだという計算高い一面もあるのだが。やっぱりさもしい。
さて、そんな僕なので世の中これだけ「ぶれない」のがもてはやされると「ぶれる」ほうに行きたくなるわけである。
ええい思いっきりぶれてやろうじゃないか、とね。
だいたいぶれないって単なる思考停止じゃねーの？とか最初に選択したものが絶対正解って保証がどこにあるの？とか、ぶれないことについてツッコミようはいろいろあるのだが、そもそもぶれないのが偉くてぶれるのがダメだなんていう風潮がイヤ。わはは。
と言いつつ、実はぶれないというのがすごく苦手で、毎日新しいことに興味が出て、昨日までいいと思っていたのがすぐ色あせるという性格だし、何しろ新しいもの好き、やりたがりだからやってること自体がぶれまくりなのである。
こないだまで「これしかない！」と言っていたものが「いらねー！」となるのもお約束みたいなもんで、周りの人には軽く虚言癖があると思われているのではなかろうかと思う。
というわけで、とりあえずやってみて、ダメならそのとき考えるというスタンスは今年も変わることなく、ブレにブレて一年を過ごそうと思います。
・・・だめ？