生活がガタガタになった。情報的にはwebを最大限利用しているので困るということは無かったのが救いだ。
(webがダウンしなかったのは良かった。特にtwitterがダウンしなかったのは、情報収集ということでは最も助かった。もともと新聞はとらずテレビは無いので、いわゆるマスコミというところと接点が少ないため、誤った情報や誘導的な情報にひっかかることも無く、淡々と正確な情報収集をすることができた)
さて、ガス、電気は早々に復旧して、やっと水が出たということになると、おおよその生活基盤は保証されたと言ってよい。スーパーに食べ物が無いくらいはどーってことない。コメはあるからマヨネーズかけて食べれば1ヶ月は篭城できる。
近所のスーパーではカップ麺の棚がきれいさっぱり売り切れだった。
そこで大事なのは、これが普通だと思うことだ。これが異常事態だと思うと非常に疲れる。
マスコミが声高に叫ぶ「大変だ」に付き合うと、心も体ももたない。
僕は、今のところ決まった収入のアテが無い。会社員のように給料をもらえるわけではなく、お店のように毎日の売上があるわけでもない。
街はお通夜のように沈んでいる。電車は走ってない。会社の多くは休業状態だ。電気が計画停電になるんだと。向かいの家の屋根は瓦が落ちてブルーシートがかかってる。
みんな口を開けば「大変だ、いつまで続くのかしら」。
でも、いまやこれが普通なのだ。
もしこれが異常事態だとすると、どうにかして難局を乗り切らなきゃならない。そういう考え方は非常に疲れる。
これが普通だと思えば、そりゃ毎日のことなんだから疲れるとか疲れないとかそういう問題じゃない。毎日を淡々と過ごすだけだ。
なんか生活が不便で収入も不安だしスーパーにモノが無くてガソリンはいつ入れられるかわからない。それが普通の毎日なのだ。特別不安がる必要も無い。なにしろこれが普通なんだから。
地震が明けて第六日目、そう考えて僕は「普通の毎日」を送ることにした。
day6 ガタガタになった生活を元に戻す
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