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続々・ローストについて

豆について、もう少し考えてみたい。
ケアンズスタイルのカフェをやるからには、オーストラリア産の豆を使いたいところだ。
ここでオーストラリアのコーヒー豆の”豆”知識。
1788年に、リオデジャネイロ経由のイギリスの船がコーヒーの木をシドニーに持ち込んだのが最初と言われている。
19世紀末に開催された「ロンドン博物館」ではオーストラリアコーヒーが出展され、ジャマイカに次ぐ高い評価を受けた。その後100年に渡りコーヒー栽培事業は発展したが、労働力不足と高い人件費のため国際市場では競争力が無く徐々に衰退していったが、1975年にブラジルで起きた大霜害による価格の急騰により息を吹き返し、再びコーヒー産業を確立した。
栽培している場所は、クイーンズランド州のアサートン高原がほとんどを占める。クイーンズランド州では19世紀からコーヒー豆の栽培が行われ、現在このマリーバ周辺のエリアでは10ヵ所以上の栽培場があり、オーストラリアの90%のアラビカ種コーヒー豆がここで収穫されている。
オーストラリアのコーヒーが日本に初めて入ってきたのは90年代後半、日本での歴史は浅く、認知度も低いため、希少なコーヒーである。全てアラビカ種が栽培されており、ヨーロッパやアメリカではプレミアムコーヒー(希少性の高いコーヒー)として人気が高い。
ふ~ん。そうなのねぇ~。
さて、これを日本で買うには、日本の輸入豆店から買うか、現地の豆店から買うかである。
日本ではワイルド珈琲ストアが生豆を販売している。価格は3600円/KG。
現地のハイランドコーヒーから通販することもできる。価格は2400円/KG。ただしこれに送料2500円がかかる。5キロも買えばこっちから買うほうが安くなるかも。
肝心の味のほうはどうなんだろうね?今度買って飲んでみようと思う。
ちなみに、だが、普通にブラジルとか買うと1キロ千円しないくらい。
オーストラリアの豆はなんと価格が4倍!?
1キロ買って欠点豆を除いてローストして700グラムになって、それでダブルに20グラムづつ使うとすると、35杯。キロ3600円だとして、一杯百円!!!
普通に使えるのか?そんな高級な豆が?
あ、いや、ブレンドするんだったっけ。アラビカ種といえどもすんごく高いのはハワイコナくらいだろう、するとブレンドすることで原価はおさえられそうな気がする。
もちろん、美味しくなるようにブレンドしなきゃならないんだけど、それはタイヘンな問題だ。やっぱり生豆を買ってローストしてブレンドしてなんて、自分でできるのか?タイヘンだ!


Published in エスプレッソ技術

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