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新山下Do Cafeと元町QUO VADIS

横浜港の開港150年記念イベントとしてY150が開催されている
そのイベントについて書くのはこのブログの趣旨ではないので割愛するが、横浜に行くついでに、気になるカフェ2軒を訪問してきた。
一軒目は新山下Do Cafe
ここはシアトルの超有名店であるVIVACHEの豆を日本で唯一味わえる店である。月に2回、空輸で入ってくるその豆は、売り切れ御免というレアなものである。
また、バリスタの波多純子さんは日本のトップバリスタの一人だという。
ではさっそくいただいてみた。
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なんと言うか・・・何か理解の外な飲み物だった。
ダブルのリストレットで提供、ということだったが、ブ厚いクレマの層がモコモコと乗っかって、ずるっとすすると豆の芳醇な薫りが口いっぱいに広がった。味は、豆のローストが浅いのだろうなと思わせる、苦味が少なくまろやかな味だが、ちっともおとなしい味ではなく、かなりあばれん坊な味だった。豆の主張が強く、苦味とか甘みとか酸味とかのベクトルがその方向にどれも突き抜けているというか(読者の皆様、どうも表現がうまくなくてスイマセン)。
クレマの色がかなり濃く、泡っぽかったんだけど、どうしてそうなるんだろう。不思議だ。
ちなみにシアトルのVIVACHEでポルタフィルタをボトムレスにしたことに伴い、Do Cafeでも同じくボトムレスにしたとのこと。
ボトムレスにすることで直接味に影響があるとは思えないが、抽出の具合を見るのには都合が良いだろう。
余談だが、こちらではMarzoccoのセミオートの1グループマシンを使用している(温度の調整が難しいんじゃなかろうか)。本家VIVACHEではマシンがMarzoccoからSIMONELLIにスイッチしているのだが、いずれDo Cafeも替えるのだろうか。
カプチーノもいただいた。
DSC08022.jpg
ラテアートはお見事。
カプチーノのほうが、ミルクで尖った味が隠れたか、こなれた感じがして美味しいと思った。
抽出時のエスプレッソの垂れ具合は、写真ではうまく伝わらないかもだが、ハチミツのようだった。さすが。
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さてもう一軒、元町QUO VADIS
本場イタリアから釜を輸入(!)したというイタリアンレストラン。
店内には「本当にわざわざイタリアからソレ(釜)持ってきたの!?」と思ってしまうほど立派な釜が設置されている。
で、ピザはもちろん美味かったわけだが、イタリアンレストランだけにエスプレッソにもこだわりが。
なんとレバーマシンでエスプレッソを提供しているのだ。なんとまあ珍しい。
しかもこのレバーマシン、イタリアのIZZOというロースターのオリジナルマシン。なんでもIZZOが自分とこの豆を美味しく淹れられるマシンが無かったから、ならば作ってしまえ、ということで豆と一緒にマシンを売り出したらしい。
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で、味のほうは十分美味だった。抽出のブレ幅がありそうなので、今日のエスプレッソのデキがどのへんだったのかわからないため、これがこの店のスタンダードかどうか不明だが、クレマの層が薄いかな、という以外はこれと言ってダメ出しは無し。
聞けば豆はLAVAZZAを使っているそうである(なんでIZZOじゃないの?)。ローストはシティ。VIVACHEの豆もそうだったんだが、豆のローストが浅いのは最近のエスプレッソの流行なのか?
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奥に見えるティラミスとバニラのアイスクリームがこれまた美味しかった。


Published in カフェ屋さん

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