長野県に「おさんぽカフェ」なるカフェがある。
ちょっと古い記事だが、松本新聞というローカル紙で紹介された。
オーナーの小林さんは、脱サラ組である。
(抜粋)
小林さんは昨年3月に13年間勤めていた会社を辞め、11月に同店をオープンした。「『いつか自分でビジネスをやりたい』と思っていたときに、友人と『この辺は、子どもとゆっくりお茶ができるところがないね』という話になった。もともと子どもの教育や支援に興味があり、『親子カフェ』なら社会の役に立てると思った」と振り返る。
目的別カフェ、社会貢献カフェというジャンルだろうか。
実は最近読んだ本の中に、そんなことが書いてあった。
日本カフェ興亡記
内容はそれほど感心するようなもんじゃなかったけど(スターバックスとドトールの対比とか、喫茶店からカフェに至るまでとか、ありきたりな内容)、考察や考証が浅い感は否めないが、すらすらっとわかりやすく読ませる、雑学本という感じで、軽くて読後感は良かった。著者は出版社勤務後、花王の取材をした経験で独立したライターらしい。著者の今後に期待。
ま、本の締めくくりはやっぱり「次に来るカフェは?」的なテーマを書くワケで、その本には
・地域に密着
・社会貢献
・目的が絞り込まれた
などなどと書いてあったのだが、おさんぽカフェはまさに、まさに「次に来るカフェ」なのだ。
・地域密着-皆さまにお散歩気分で楽しんでいただける空間・時間をご提供
・社会貢献-子育て支援を通じ、想像力豊かでやさしく、たくましい子供達を育むお手伝いがしたい
・目的が絞り込まれた-同じ立場の皆さまの笑顔が集まる楽しい広場として、パパ・ママ・キッズのサポーターとして
(コメントは全ておさんぽカフェのAbout Usのページから引用です)
おいしいエスプレッソ(あるいはコーヒー、紅茶)を淹れて。
・・・あなたのカフェは「プラス何なの?」というのが求められるのだろうなぁ。
おさんぽカフェ
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