株式会社にするか、個人事業主で行くか、それが問題だ

三つ前のエントリが、カフェ開業が失敗したらどーなるんだろ?という話で終わっていたんだが、その続き。
もし成功したら、毎日楽しいうえに金持ちになる。幸せだ。
うん、これはいい。成功しようじゃないか。
でももし失敗したら?
失敗が怖くてアントレプレナになれるもんか!と言いたいところだが、それは強がりってもんで、誰だって失敗はコワイ。
だって失敗したら、家族が路頭に迷って、借金が山のように残って、夜逃げして挙句の果てにホームレスになってしまうんだ!
・・・本当かい? それが本当ならそりゃ失敗はできないけども、本当に身ぐるみはがされてホームレスにならなきゃなんないの?
まわりには意外と「あの人、昔は商売やってたんだけど失敗してねぇ」という人がいる。もちろんホームレスじゃなくて、普通の勤め人だったりする。
もしかしたら、商売をやったことない人には知られてないだけで、失敗しても案外ダメージは少ないんじゃないだろうか?そうでなければ、日本の開業率(日本中の企業の中で、今年新規に営業を始めた企業の割合)が約5%というのは説明がつかない。だって、100社のうち5社が新規に開業してるんだ、つまり社長が20人いたら、そのうち1人は今年社長になった人ってことだよ。失敗したらホームレス、なんていう賭けにベットする人がそんなに多いとは思えない。
そこで、もし失敗したらどうなるかを真剣に考えてみた。もしかしたら失敗を必要以上に怖がっているのはただの取り越し苦労なだけで、たいしたダメージがないかも知れないからね。
まず、調べたのは、お店が利益を出すことができずつぶれてしまったら、言い換えれば赤字経営を続けてたけど資金繰りがつかずに店を閉めざるを得なくなったらどうなるか、ってこと。
食中毒で店を閉めることになったり、違法なことが発覚して営業停止になったりという例外はこの際考えないこととする。
もしお店が株式会社になっていれば、出資金がすっ飛んでくだけで、それ以上に誰かにお金を取られることはない。社長(つまり自分だ)が個人で借金しなければ、会社がつぶれたら会社の財産が無くなっちゃうだけだ。
お店が個人事業だった場合は、責任の範囲がすこーし広くなる。家賃をためこんで、掛け買いの支払いができなくなって、お店に一銭もなくなって店を閉めたら、未払いのぶんは事業主(つまり自分だ)が責任をもって払わなきゃならない。でも家賃なんかは保証金があるから、相殺できそうだね。未払いの買い掛けはそんなに大金じゃないだろう。これもどうにかできそうだ。
本屋の立ち読み&図書館での調査の結果、もしお店を閉めることになっても、今持っている家屋敷や親兄弟の財産まで誰かに狙われることはなさそう、という結論に達した。
というわけで開業が自己資金だけで賄えた場合は、店を閉めても開業資金が飛んでくだけってことになる。
店を閉めてあらかた整理できたら、また勤めに出るなり、最悪バイトするなりして働けばいいわけだ。開業資金は経験や思い出を買ったと思えばいい。
意外や意外である。実際にはたいしたダメージは無いじゃないか。お店を一個つぶしたところで、ちっとも路頭になんか迷わないし、ホームレスになんかなりっこない。
もちろんこのブログ主(申し遅れましたが、カプッチオと申します)開業資金が全額自己資金でまかなえるわけは無い(ブログタイトル参照)ので、今回はどっかから借りるということになるのだが、借り先が親の場合は「ごめん、死ぬまでにすこしずつでも返すよ」ということにして、頭を下げることでなんとかなりそうだ。友人やパトロンからお金が出てきていた場合は、自分の生活がなんとかなる範囲で、できるだけ早く返そう。国や地方公共団体から借りていた場合は、保証機関があるはずなので、返せなくなってしまった(事業を継続できなくなった)場合は保証機関にお願いすることになる。
そして後片付けが終わったら、親や友人から借りたお金を返済するために勤めに出るかバイトを・・・以下同文である。
つまり、あっちこっちで頭を下げなきゃならなくなりそうだが、借金して始めたからといって、やっぱりホームレスになっちゃうってことは無いんだ。
なんだ、開業するってそんなにハードルが高いことじゃないんだな。なんだか勇気がわいてきた。


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