イタリアの老舗ロースターillyブランドの名前で、日本で展開するバールがespressamente illyである。
現在16店舗を出店しているが、そのほとんどが東京にある。
そのなかの東京駅キッチンストリート店に行ってきた。
ここは喫煙可(分煙)なカフェで、席数が100くらいあるのだが、うち喫煙席が約50席と半分くらいある。スターバックスなどは完全禁煙なので、一息つきたい喫煙者がこぞって来ているのか、喫煙席がすごく混んでいた。
マシンはLA CIMBALI M-39ドサトロン、グラインダももちろんCIMBALI。でかでかとFMIシールが貼ってあった。
まずはエスプレッソ。
マメはilly ダークロースト。1杯分7~7.5グラムを使用。
抽出時間が短めだったような気がする。タンピングが弱めな感じもした。
クレマの色は良いのだが、クレマそのものは厚くなかった。
味は、あまり特徴が無いというか、薄くてルンゴですか?と思ったほど。酸味は少なく、ローストは深めなんだろうと思うが、苦味もそんなにしない。
カウンターの横に豆のパックが何種類か販売してあったんで、オペレーターに使っている豆はどれか聞いたところ、ダークローストだと言うのだが、ちょっとダークというのがわからず(深煎りは深煎りなんだろうけど)それはフルシティとかフレンチみたいな言い方ではどのくらいのローストなの?と聞いたらなんと、
「わかりません」
正社員のオペレーターだというのだが、ちょっとがっかりである。
しかしがっかりばかりしてられないので、カプチーノを注文する。
ここは、何も言わなくても何か描いてくれるようで、前のお客さんのはハートだった。
ミルクをスチームし終わったオペレーター(さっきのひととはまた別のひと)に「ロゼッタで」と言ったら「???」という顔をしていたので「リーフで」と言い直した。
ミルクがとても熱いのである。飲めないほど熱い。熱しすぎているので、ミルクの甘い感じはすっかり無くなっていた。
うまいかうまくないかで言えば後者に近い。ちなみに牛乳はよく見かけるタカナシなので、牛乳のせいではないと思う。
とにかく熱いのでしばらくのんびりしながらカプチーノをすすり、店内を見渡していると、意外と夏でもホットドリンクを飲む人が多いんだなぁと思った。でもエスプレッソを飲んでいたのは、自分以外には一人もいなかったけど。
セルフ系カフェのお約束でカップを片付けて店を出た。イリーの豆を使っているからうまいというわけじゃないんだな~。
経営はフランチャイズで全国展開のコーヒーショップチェーン大手、プロントであることを付記しておく。
espressamente illy
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