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ロングブラックは何倍に薄める?

ロングブラックとは、エスプレッソをお湯で割ったものである。
一般的にはアメリカーノとか呼ばれているが、そこはそれ、オージースタイルではアメリカーノとは言わずにロングブラック、これが普通の言い方なのだ。
さて、一般的なアメリカーノはエスプレッソシングルショット(1オンス)にお湯を3から5倍量加える。つまり、出来上がりの量で80mlから120mlになるわけだ。
オスカー君(エスプレッソマシン)がウチに来てからロングブラックを作ったのは過去に1回きり・・・しかも分量は適当で・・・
「一般的に3倍から5倍」なんてアバウトすぎるよね。
というわけでためしてみた。
エスプレッソの抽出がちゃんとうまくいってることを確認したあと、ちゃんと秤で80mlのお湯が入ったカップと、100mlのお湯が入ったカップを用意する。出来上がりで100ml(以下4倍カップ)と120ml(以下5倍カップ)のロングブラックが出来上がる。
慎重にタンピングして先ほど用意したカップをセットして抽出する。
(左右のばらつきが出ないようにと思ったんだが、よく考えたら、デミタスカップに抽出して左右のバラツキ出てないことを確認してからお湯に混ぜればよかったんだね。幸いなことに今回は左右ほとんど同じように出てたんでヨカッタけど)
4倍カップでは味が濃いというのは当たり前だが、対して5倍カップでは味の成分のうち、酸味が特に薄まっているようだ。苦味が先行してスッキリした印象に変わった。
濃度は4倍カップが普通のドリップと同じくらいかな。普通のコーヒーカップに入っているので、印象としては4倍カップは少し濃い目な感じがする。まったりとした味わいは同じ濃さのペーパードリップとは違う方向性だ。
ロングブラックとしては5倍カップのほうが飲みやすいかなぁ。


Published in エスプレッソ技術

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