ちょっと休憩を挟んで第三回目のセッションに。
もうヘロヘロですよ。すでに2回、いつもは見せたこと無い集中力を出してますからね。
なにしろ揃う意見のときはポンポンとプロファイルを言ってってシャンシャンでいいんだけど、割れたりするとたいへん。
なんで悪いのか、なんでいいのか、何が良かった・悪かった、それは本当に良い・悪い原因になっているのか、とことんまで追求する(される)のだ。適当に「こんくらい」なんてカッピングをしてるとあとで発表の時に泣きを見るし、自分が勉強にならない。だからみんな真剣だし集中していて、僕も例に漏れずなんで、前2回で相当集中して、疲れてきているわけで。
しかしそうは言ってもこれが最後のセッションだ。張り切っていこう!
まずはドライのニオイをクンクンと。
・・・冷や汗がタラーですよ。全部うまそう。全部いいにおい。どうしたこれ、僕の鼻はどうかしてしまったのかーーーーーーーーーーー!
いや、タネを明かすと、全部いいコーヒーなんだわこれが。地雷無し。ガチンコでいいコーヒー(しかも性格が似ている!)を5カップ、カッピングしなきゃならないこのヒヨッコカッパーたちの苦悩ったらない。もうみんな冷や汗タラーですよ。
実際にお湯を注いでカップしてもそれぞれうまい。うますぐると言ってもいい。
僕はAとEが好きだったので、当然ながらそれらがワンツーでフィニッシュしたわけだけど、残る三つは点差がほとんどつかないというデッドヒートで、カッピングしているときに本当にどう差をつけていいものか悩みに悩んでしまった。
ところで、前回のエントリ(セッション2)のときに「半日続く失敗のはじまり」と書いたんだけど、そう、点数を低くつけろ強迫観念の呪縛はまだ続いていたんだ。
Aのアロマ、味、風味のところに僕はまた「6」と書いてしまったのだ。
ええ、こっから先はさっきと一緒です。この「6」を基準にして進んでいくので、どうしたって点が辛くなってしまう。結局Aがもっとも良いサンプルだったのだけど、僕の点は87点(5カップのうち最高点ではあるのだが)、丸山さんに言わせるとこれも90点以上がつくサンプルだそうだ。
さらにB、C・・・と全て点が辛めについて、順番は間違えなかったけど、もっといい点がつくべきところにぜんぜんいい点がついてない。つまり自分で「素晴らしい」と思ったところに7点とかつけれなかったんだなー。はあ・・・
さて、勉強になったのは、僕が「若干青臭い」と思った部分。peasyと表現するのだそうだが、新しい豆に出ることのあるフレーバーだということだ。これは焙煎で無くなる香りなので、ネガティブに騒ぐ必要は無いということだが、欧米のカッパーは嫌う人も多いらしい。ふーん。
さて、こんな難しいガチンコなカッピングをさせる丸山さんを少々恨みつつ、みんな目を三角にして眉間にシワを寄せてカッピングしていたわけだが、そんな悩める子羊を見た丸山さんがこんなアドバイスを。
「こういう難しいカッピングの場合は、甘みなら甘みだけをきちんと狙って取る、甘みでもどういう甘みなのかをしっかり考えて取るということが大事です。漠然とカッピングすると、難しいときはちっともわかりませんよ!」
おおお、なんて実践的なアドバイスだ。
というわけで全員終了、答え合わせをして、さらに立ち話で続きをやって、さらに帰り間際まで出口そばでカッピング談義をして、やっとやっと5時ころに解散となった。
お疲れさまでした!
セッション3の教訓
「難しくなればなるほど、細かくピンポイントで取らなければならない」
「何の目的でカッピングしているのかをちゃんと考える」
「カッピングは経験がモノを言う。だからカッピングをどんどんやるんだ!」
まあ三つ目は今日一日の教訓と言ってもいいかな。
ほんとクタクタのヘロヘロになりましたw
丸山珈琲の皆さん、FIAT CAFFEの皆さん、ありがとうございました!
参加者の皆さんお疲れさまでした!
丸山コーヒーカッピングセミナー アドバンスコース その③ 迷いに迷う迷い道
Published in 雑記
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