世の中、よくこんなんで商売がやっていけるなあと思う店がたくさんある。
関係ない話だけど、僕はいわゆるフラッシュサイトというのが嫌いである。
大体、バリバリのフラッシュサイトはバイパスやHTMLサイトを用意していないことが多い。そして、そういうサイトほどサイズは大きく、使いにくい。
誰が好んでこんなサイト見るんだよ、といつも思うのだが、実はこういうサイトを「好んで見る」人は多い。
どんな分野にもこういう好き嫌いがあるだろう。
例えば僕は「チョイ悪ファッション」が嫌いだったり、「ヒットテレビドラマの映画化の映画」が嫌いだったりするわけだ。
でも、世の中には「チョイ悪ファッション」の人が沢山いるし、「ヒットテレビドラマの映画化の映画」はいつだって興行成績がいい。
まあありきたりな話なんだけど、蓼食う虫も好き好き、ってことなんだね。
飲食店で、僕が行きたくない店はこんな店である。
・食材や設備に安全・衛生・道徳上の問題がある
・不愉快な気分になる接客
・長く続ける気がない
当たり前すぎる?
いえいえ、そんなことはありませんよ。こんな店、いっぱいあるんだから。
このブログ的にはエスプレッソの店を語るべきなんだろうけど、業界が狭いんでちょっと特徴的なキーワードを書いたらすぐバレてしまい、威力営業妨害とかになりそう(このブログにそんな威力はないですけどねw)なので、まあ一般論として聞いてください。
無愛想な店主が「あそこの店主はこだわりがある」ともてはやされ、カンバン商品なのに作りおきで、流行のスタイルに乗っかって目先の商売でごっそり稼ごうとする。そういう店がたくさんある。三拍子そろった店はなかなか無かろうが、どれかに当てはまるなんて店はいくらでもある。
誰が行くのそんな店。
と思うでしょ? 行くんだよ、そんな店なのに。行くどころかファンがいたりする。果ては行列までできてたり。
これはつまるところ、個人の価値観の違いと言っていいだろう。僕が「よく蓼なんか食うなぁ」と思って見ていても、本人に言わせれば「こんなうまいもの食わないの?」ってことなんだろう。
なんつーか、店(スタッフやサービスや商品や内装やその他もろもろ)と客っつーのは「この親にしてこの子あり」ならぬ「この店にしてこの客あり」なんだなと。
店のターゲットとする顧客がある一定数いて、彼らに対してその店は存在するわけだ。ターゲットに自分が入ってなければ、どうしてそんな店が存在して尚且つ繁盛までしているのか理解できないんだけど、ターゲットな人からすりゃ、こんなすんばらしい店なのになぜ世界中の人が押し寄せて来ないんだろう?と思うわけだ。
客は選べない、というが、それはその店の店主やスタッフやメニューやその他もろもろからすると「こーゆー客層になります」というのはほぼ決まってしまっているのではなかろうかと思うのだ。
そして、同じ理屈で客も店を選べないと言える。誰だって、行きたくない店(自分がターゲットに入っていない店)よりは行きたい店(自分がターゲットに入っている店)に行くよね。
やっぱり「この店にしてこの客あり」なんだよ。
蓼食う虫も好き好きと言いますが・・・
Published in 雑記
ラーメン屋のオヤジとかにありがちな気がします。とりあえず食わず嫌いはしないので出されたら食うけど(もったいないし)、接客態度が悪いと2度と行かないし、その前に行列してると美味い評判でも行きませんww
結局、そうなるのですよね。
飲食店という商売はリピーターが多くを占めるわけで、一回行ってやな思いすると二回目は行かないわけですよ。
店主が思うようなお客さんに繰り返し来てもらいたいと思えば、そういうお客さんに「選ばれる」努力をしなくてはならないと思うんですね。
そういう努力をしているお店がどれほどあるか。疑問ですねえ。
客は店を写す鏡なんですね…まぁ繁盛してる店でもダメなとこはありますしね。自分自身も気をつけないとm(_ _)m
うん、そうだと思います。客層を見ると店がどんな感じかわかる気がします。
これは店を見ると客層がどんなかわかる、という裏返しの関係でもあると思います。
店にしても客にしても、まず自分をプッシュしていかないと、良くなっていかないのではないかなと。
日本人体質というか、流行に乗ってれば正解みたいな風潮が良くないですよね。
行列が出来れば美味い、みたいな。
実際に並んで食べたものが普通でも、人気があると美味かったと思い込んでしまうきらいがありますね。
個人的にはどれだけ並ぼうと不味いものは不味いし、接客が悪かったら二度と行こうとは思いませんね~
そこなんですよね。自分の価値観で判断できない人が多数いて、それらの人を食い物にする商売をする人がいる。これは悲しいことです。
chigiriさんはきちんと自分の判断で選んでいるようですね。そういうの大事だと思います。
おいしいものを食べたり飲んだりするというのは、トライ&エラーで精度を上げていく作業です。失敗から何も勉強しなければ、精度は上がりません。
みんなにそういう目で、アタマで飲食店を見てもらえればと思いますねー。